こくみん共済coopの共済は掛金の安さに比べて保障が厚く、人気があります。一方、60歳を過ぎると保障が段階的に下がっていくため、その頃合いの年齢の方が改めて保険を探すといったデメリットもあります。
とはいえ、子育て世代は住居を構えたりお子さんの学費が必要だったりと、お金がいくらあっても足りない世代でもあるので共済の保障は魅力的ですし、必要であれば積極的に活用する方がいいです。

こくみん共済coopの「医療保障タイプ」はどの様な保障内容なのでしょうか。

保障内容について

「医療保障タイプ」はこくみん共済coopの中でも医療保障に重点を置いた保障内容となっています。保障内容は以下の通りとなります。

【満18歳~満59歳】【2口】

●掛金 2,300円

●先進医療を受けた時 最高1,000万円
※入院・外来を問わず共済金額を限度に技術代実額
●入院した時(交通事故・不慮の事故・病気等) 日額10,000円
※1日目から最高180日分
●手術を受けた時 6万円
※診療報酬点数1,400点以上が算定された手術等
●放射線治療を受けた時(60日に1回を限度) 6万円
※診療報酬点数が算定された放射線治療等
●通院した時(交通事故・不慮の事故)日額2,000円
※1日目から最高90日分
※不慮の事故については通算して14日以上の場合が対象
●死亡・重度障害が残った時(交通事故・不慮の事故・病気等)50万円
※1級・2級・3級の一部

保障内容の詳細はどの様なもの?

先進医療共済金について

まず、先進医療共済金について書いていきます。これは最高1,000万円を限度として、先進医療を受けた時の技術料の実費分を保障するというものです。

先進医療とはとは厚労省が先進医療と認めた治療を言います。健康保険適応外ですが高度な治療方法です。一例ですが、陽子線治療・重粒子線治療・多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術などがあります。陽子線治療と重粒子線治療はガン治療に用いられますのでピンとこない場合もあるでしょうが、多焦点眼内レンズについては白内障の治療に用いられ、それほどめずらしい治療ではありません。

治療に関しては検査等もありますが、実際の先進医療の技術代は陽子線治療が約276万円、重粒子線治療が約309万円、多焦点眼内レンズが約55万円です。この技術代の部分が先進医療共済金の対象となります。

他保険会社の医療保障の場合、最高2,000万円の設定がされている事が多いですが、先進医療に関しては受けられる医療機関が少ない治療もあり、その場合はその医療機関までの移動代や入院代など、実際に先進医療を受けられるかどうかは難しい判断でもあります。ですので掛金の安さもありますので1,000万円あれば充分と言えます。

入院共済金について

入院共済金は日額10,000円を1日目から最高180日分の保障となっています。
他保険会社の場合、現在は1入院の保障は60日もしくは120日が多く、また日額も5,000円で掛ける場合も多いです。そうした現実を踏まえると、日額10,000円、180日まで保障という保障内容はとても手厚いものです。掛金を考えてもとてもいい保障が付いていると言えます。

手術共済金について

手術共済金については一律6万円、診療報酬点数が1,400点以上となっています。
一律6万円という金額は、他保険会社と比べると保障は少ないです。

また、手術共済金の条件として診療報酬点数が1,400点以上となっています。
ただ、診療報酬点数は1点=10円ですので、1,400点は14,000円の手術料。病院窓口での支払いが医療費の3割負担と考えると4,200円以上の手術料を支払っている場合は保障対象となる可能性が高いです。そう考えると、対象となる手術の数は決して少ない数ではありません。

ですので手術共済金の金額は少なめですが、保障対象となる手術についてはそれほど少ないわけではないので、保障金額は少ないけれども対象となる手術は充実していると言えます。

放射線治療共済金について

放射線治療共済金は60日に1回を限度として一律6万円となっています。
通常、放射線治療については手術と認められれば手術給付金として請求出来ます。この内容が分からなかったため担当部署で確認をしたのですが、この共済の場合は放射線治療と手術を分けてあり、放射線治療はあくまでも放射線治療共済金で請求になるとの事でした。

放射線治療については充実はしていないという事ですね。ガンを考えた場合にはがん保障プラスを付帯するか別保険会社でがん保険に加入した方がよさそうです。

通院共済金について

この共済には通院保障として通院共済金がついています。内容は交通事故や不慮の事故に対して日額2,000円が1日目から最高90日分保障されています。

通常の保険会社では、通院保障は入院を前提としたものがほぼ全てです。入院前から通院保障を付けてくれる保険会社もありますが、それも入院があって請求出来るものですので、この通院共済金の様に入院がなくても請求が出来る通院保障はとても手厚いです。
交通事故なら1日目から、不慮の事故の場合は14日以上からの保障とはなりますが、医療機関で整骨院での治療が必要と判断され、診断書が書かれた場合には整骨院での治療も保障範囲となりますので、ねん挫などで整骨院への通院でも請求出来る場合が多いという事です。

通院保障は手厚いです。

死亡・重度障害について

死亡・重度障害の50万円は、保障としては少ない金額になります。ただし掛金の安さと医療保障の充実を考えると、妥当な保障とも言えます。
ですので、死亡・重度障害の保障については死亡保障で別途検討して、この共済については医療保障をメインで考えて申し込むという事になります。

最後に

この「医療保障タイプ」は、入院保障・通院保障が充実しており、また先進医療もまあ充実している共済と言えます。その分、手術保障が少ないというデメリットがあります。
また、放射線治療や死亡・重度障害は保障が足りないですので、別途別の保険か共済で考える必要があります。

現在は入院日数は減少傾向にありますし、180日の保障にはメリットを感じられません。しかし日額10,000円は大きな魅力です。そして通院保障は他の保険にないとても大きなメリットです。
入院や通院に強い共済という事になりますね。