こくみん共済は全労済の中で生命保険に該当する共済です。こくみん共済もいくつか種類がありますが、「総合保障タイプ」は死亡保障や重度障害等に特化した共済です。その他に医療保障も付いているので入院した時にも共済金が請求できます。

色々な保障がついていますが、どの様に活用したらいいのでしょうか?

保障内容を知る

先ほども書いた様に、この共済は死亡保障や重度障害に特化した保障内容になっています。それだけでなく医療保障も付いているという総合的な保障内容になっています。

保障内容は以下の通りになります。

【総合保障タイプ(2口)】

●掛金 1,800円(2口)
※1口900円。6口まで加入可能

重度障害共済金の条件として1級・2級、3級の一部といった等級が用いられていますが、これはあくまでも共済の定めた等級によります。ただ、身体障碍者の等級と条件が似通っている可能性が高いので、同じ等級の身体障碍者手帳を取得した場合には、一度請求に該当するかどうかを担当窓口に問い合わせる事をお勧めします。

また、交通事故の通院の保障として日額1,000円というものがあります。こちらは交通事故で整形外科にかかった分はもちろん請求できますが、整形外科で整骨院の治療が必要と診断された場合は、接骨院の請求も可能です。
交通事故は、例えばむち打ちとか腰痛といった症状の場合には病院ではなく整骨院へ通う方も多いです。その時には、整骨院に通う前にいったん整形外科に相談して整骨院に通う事を医師に伝えて診断書を書いてもらいましょう。

この保障内容から活用法をどう読み取るべきか

共済は、掛金の安さと保障の充実で人気があります。こくみん共済もそのうちの1つです。

この総合保障タイプですが、交通事故での死亡・重度障害共済金が1,200万円と高額ですが、不慮の事故(ケガ)の場合で800万円、病気の場合で400万円と保障が下がってます。
医療保障が付いていることに間違いはないのですが、保障内容を総合的にみると、交通事故や不慮の事故の保障を目的とした死亡・重度障害を中心とした共済と考えて問題ないと思います。

また、子育て世代の万が一の保障として死亡・重度障害の保障をメインとして考えたとしても、お子さんの学費の確保を考えると2,000万円はほしいところなので、例えば最大の6口で加入したとしても不慮の事故で2,400万円、病気死亡で1,200万円。その時には掛金が5,400円に上がる事を考えると、子育て世代には適した死亡保障は用意できないと感じます。

この総合保障タイプには入院保障も付いてはいますが、交通事故で5,000円、不慮の事故(ケガ)で3,000円病気で1日2,000円という順序です。交通事故での入院の機会がそれほどない事を考えると入院時の保障も弱いです。
同じこくみん共済の入院保障が区別なく一律10,000円である事を考えると、総合保障タイプではなく医療保障タイプに加入し、また死亡保障については別保険会社の定期型死亡保障に入った方が保障的にも保険料的にも納得できるものになると思えます。

どちらかというと、結婚していない方が念のために加入するか、もしくは金銭的に余裕がないため配偶者が死亡した時から生活を整えるまでの一時的な保障として加入するというのがこの総合保障タイプの使い方になります。

気を付けなければいけない事

子育て中の学費の確保のための共済というよりは、どちらかというと独身の方・金銭的に余裕のない方のための共済とお伝えしましたが、気を付けなくてはいけない事があります。

共済は60歳を超えると保障がどんどん下がっていく商品です。掛金の安さに比べて保障が充実している共済ではありますが、80歳を超えると死亡・重度障害共済金の金額は一律20万円となります。これでは家族葬の葬式代にもなりませんし85歳で保障が終了しますので、寿命で死亡共済金を受け取るという方法は、共済では使えません。

全く保険に加入をしていない無保険状態であれば、共済を使うのもいい方法だと思うのですが、保障が下がっていくことは常に頭に入れておいて、例えば貯蓄で葬式代を貯めておくなどといった自衛策が必要になります。

60歳を超えて慌てて他の保険を探す人が多いですので、対策を忘れずに気を付けてくださいね。