厚切りジェイソンさんのCMですっかりおなじみ、ライフネット生命の定期死亡保険です。その名も「かぞくへの保険」。保険料が業界最安値というキーワードもすっかりおなじみになりました。保険料が安いという事は、保障の部分で何か他社と違う点があるのでしょうか。

さっそく検証してみましょう。

保障内容は他社と変わりない上に保障期間の幅が広い

ライフネット生命「かぞくへの保険」の商品の特徴は以下の通りになります。

●保障年齢 20歳~90歳
●保障期間 年満了(10年・20年・30年)
歳満了(65歳・80歳・90歳)

●死亡保険金 20歳~50歳 500万円~1億円(100万単位)
51歳~70歳 300万円~1億円(100万単位)
●高度障害保険金
※病気やケガを原因として約款所定の高度障害となった場合。
※高度障害保険金が支払われた場合は死亡保険金は支払われない。
●保険料の払込免除
※約款所定の障害状態になった場合。

●死亡保険金受取人の範囲 被保険者の戸籍上の配偶者
被保険者の二親等内の血族

リビング・ニーズ特約はありません。

リビング・ニーズ特約とは

リビング・ニーズ特約は、余命6カ月と診断された時に死亡保険金を事前に受け取る特約です(6か月分の保険料と死亡保険金の利息は差し引かれる)。事前に死亡保険金に相当する金額を受け取る事で入院費用や生活費に回せるという利点があります。この特約が設定されている場合には無料で設定出来る事がほとんどなので、あれば付帯した方がいいと思いますが、なくてもそれほど困る事はないはずです。

言葉は悪いのですが、死亡保険金を受け取ってから支払ってもいいのです。

保障内容からどの様な特徴が読み取れる?

定期の死亡保障としては、死亡保険金が500万~1億円と保障の幅が広く、また保障期間も10年満了から90歳満了までそろっており、保障としての使い方の幅を広く設定する事が出来る保険ですね。
定期型の死亡保険というと、子育て世代が一時的に死亡保険金額を上げるために10年で掛けるという方法が主ですが、保障が平均寿命より長い90歳まであるので、それを了解の上で一生涯の保険として持つ方法としても活用できます。

また死亡保険金受取人の範囲である、戸籍上の配偶者と二親等内の血族という内容も他の死亡保険と同じ内容になっています。一般的な保険と比較して、死亡保険金受取人の指定で困る事はなさそうですね。

ネットで申し込めるので、申し込みも手軽ですし色々な活用法がありそうです。

「業界最安値」の保険料はどのくらいの金額なのか

ライフネット生命の保険料は「業界最安値」とうたっており、実際、保険料はかなり抑えられています。ネット申込出来る他社生命保険と様々な条件で比較をしてみます。

●30歳男性 500万円(10年満了)の場合
・ライフネット生命「かぞくへの保険」保険料659円
・アクサダイレクト「定期保険2」保険料650円
・オリックス生命「ブリッジ」保険料698円

●30歳男性 3,000万円(10年満了)の場合
・ライフネット生命「かぞくへの保険」保険料2,704円
・アクサダイレクト「定期保険2」保険料2,650円
・オリックス生命「ブリッジ」保険料3,050円

●40歳男性 500万円(10年満了)の場合
・ライフネット生命「かぞくへの保険」保険料1,087円
・アクサダイレクト「定期保険2」40歳保険料1,080円
・オリックス生命「ブリッジ」保険料1,159円

ライフネット生命の保険料はかなりお安いと私自身、実際に思っていたのですが、同じ条件で比較をしてみるとアクサダイレクトの方が保険料は安い事が判明しました。
アクサダイレクト「定期保険2」の保障内容との比較も行いましょう。

アクサダイレクト「定期保険2」との比較は?

アクサダイレクト「定期保険2」の保障内容ですが、以下の通りになります。

●保障年齢 20歳~70歳まで
●保障期間 年満了(10年満了のみ・自動更新あり)
歳満了(55歳満了・60歳満了・65歳満了・70歳満了)

●死亡保険金 500万円~1億円(100万単位)
●高度障害保険金 死亡保険金と同額の保障

●災害割増特約 500万円~2,000万円(100万単位)
※災害(ケガ)による死亡・高度障害保険金を上乗せする特約
●リビング・ニーズ特約

●保険料払込免除
※約款の定める所定の障害状態に該当した場合には保険料払込の免除があります

ライフネット生命とアクサダイレクトでは保険金や特約にそれほどの差はありません。ただ、災害(ケガ)における死亡保険金・高度障害保険金が特約で上乗せする事が可能であるという点、リビング・ニーズ特約があるという点に違いがあります。
ただ、一番大きな違いがあって、ライフネット生命は90歳までの保障、一方アクサダイレクトは70歳までの保障であるという点です。

ですので、アクサダイレクトは例えば年金がもらえるまでの保障としてまでは使えますが、一生涯の保障として70歳を超えた保障が付かないという事になります。
特に定期型の死亡保険は年齢の上限に限りがあり、90歳まで保障をしてくれる保険会社は少ないです。ライフネット生命に関しては、この点で保険料も若干高くなったのではと推察しますが、死亡保険金として確実に受け取れる可能性のある保障を付ける事が出来る点で、ライフネット生命は優れていると言えます。

死亡保険金を確実に受け取るためにはどのような掛け方をしたらいいのか

ライフネット生命は保障期間が90歳までですので、実際に死亡保険金を受け取っての活用が出来る可能性の高い定期型の死亡保険であるという話をしました。
この保険は10年満了や55歳満了という様に、年満了と歳満了がありますが、実際に死亡保険金を受け取るにはどういった掛け方が保険料は抑えられるのでしょうか。

90歳まで掛けるのであれば歳満了を選ぶべき

10年満了は10年ごとの更新のため、更新時にはその年齢での契約となり保険料も上がります。自動更新ですので、途中、新規加入であれば入れないような大きな病気になったとしてもそのまま更新していくため安心ではあります。

ただ、保険料は更新があると保険料総額が高くなるのが一般的です。

例えば、男性が30歳の時に500万円で加入し、90歳までそのまま保険を継続した時の保険料総額を計算してみましょう。

●10年満了の場合
※保険料の情報が足りないため、概算となります。
・30歳男性500万円(10年満了)保険料659円
・40歳男性500万円(10年満了)保険料1,087円
・50歳男性500万円(10年満了)保険料2,233円
・60歳男性500万円(10年満了)保険料4,995円
・70歳男性500万円(10年満了)保険料13,042円
・70歳男性500蔓延(20年満了)保険料21,719円
※契約年齢が70歳までのためそれ以後の10年満了の保険料は非公開です。そのため、70歳~90歳は20年満了で計算します。

①保険料総額=6,289,440円

●90歳満了の場合
・30歳男性500万円(90歳満了)保険料3,587円

②保険料総額=2,582,640円

①と②で保険料総額が2倍以上違う事が分かるかと思います。30歳で加入し90歳までというのは定期型死亡保険では極端ではありますが、更新のある年満了と更新のない歳満了で保険料がかなり違うという事は分かって頂けると思います。

長く掛けるのであれば更新がない方法で掛ける事をお勧めします。

話が戻りますが、71歳以降の10年満了の保険料がホームページでは非公開となっていますが。
ただ、10年満了であれば10年満了のまま90歳まで更新されるとコールセンターで確認出来ています。71歳以降の10年満了の保険料を知りたい場合はコールセンターまで連絡すれば教えてくれますので、必要な場合はご活用ください。

●ライフネット生命コールセンター
電話番号:フリーダイヤル 0120-2055566(携帯・PHSからでもつながります)
受付時間:平日9時~20時 土日祝9時~18時(年末年始除く)
※日祝は保険相談のみの受付

最後に

定期型の死亡保険は、「万が一の保障」として子供が独立するまでの学費の確保・年金をもらうまでの生活費の確保といった、人生の中で一定期間お金が必要な時のための保障、または死亡時に自身の葬式代・もしくは子どもにいくらかお金を残したいといった死亡保険金を実際に活用するための保障と2種類の活用方法があります。

通常、定期型の死亡保険は保障年齢が高くても80歳までとなっており、平均寿命が84歳であることを考えると実際に死亡保険金を受け取って活用するために利用するという事が難しいです。
ただ、このライフネット生命は保障年齢が90歳までですのでそれが可能ですし、また死亡保険金も500万円~1億円と幅広く、子育て期等の万が一の保障を確保するためにも活用出来そうです。
アクサダイレクトよりほんの少し高めですが、それでも充分お安いと私は考えます。

死亡保障を検討している方へ、一度ご検討をおススメできるいい商品です。