この保険は、太陽生命のスマ保険の中の1つである「保険組曲Best」の中に組み込まれている保険です。なんだか分かりづらいですね。

太陽生命のスマ保険とは?

まずスマ保険の話から進めるのですが、太陽生命は、数ある保険の中でスマホで申し込める保険をまとめて『スマ保険』と名付けているんですね。かわいらしい名前ですよね。ちなみにスマ保険には5つの保険があります。「ひまわり認知症予防保険」「終身認知症年金保険」「働けなくなったときの保険(Ⅰ型)」「入院一時金保険」「特定疾病・疾病傷害保険(Ⅰ型)」です。

その中で、更にややこしいのですが、「働けなくなったときの保険(Ⅰ型)」「入院一時金保険」「特定疾病・疾病傷害保険(Ⅰ型)」については「保険組曲Best」として組み合わせて申し込む事が出来るのです。

で、『働けなくなったときの保険』は「保険組曲Best」の中に含まれる就業不能保険という位置づけになります。

『働けなくなったときの保険』はどの様な保険?

上にも書きましたが、この保険は就業不能保険に位置付けられ、働けなくなった時に保障として給付金や年金が支払われます。
加入可能な年齢は、20歳~75歳。
就業不能状態になり、就業不能年金を受け取る状況になった場合は、契約が満了になるまで毎月年金を受け取る事が出来ます。

支払われる給付金は、「早期就業不能給付金」と「就業不能年金」に分けられます。

早期就業不能給付金とは

通常、就業不能給付金は60日や180日の支払対象外期間があり、その後就業不能給付金が支払われるものですが、この保険の場合は、30日間所定の状態が続いた場合には早期就業不能給付金として30日ごとに最大150日分を受け取る事が出来ます。30日ごとですから、ほぼ毎月給付金を受け取る事が出来ますね。
また支払対象外期間が設けられていないので、迅速に給付金を受け取る事が出来ます。

所定の状態(早期就業不能状態)とは、以下の通りになります。
①治療を目的とした入院をした時
②当社の定める就業不能状態になった時

就業不能年金とは

就業不能年金とは、保険会社の定める就業不能状態が180日継続した場合に受け取れる給付金で、毎月定額の金額を受け取る事が出来ます。
就業不能状態が改善されるまで、もしくは保険契約が終了するまで受け取る事が可能です。

早期就業不能給付金と就業不能状態がそれぞれ30日ごとと毎月ですから、所定の状態になった場合には支払対象外期間を待つことなく給付金を受け取る事が出来ます。

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主婦・主夫も申し込みが出来る

毎月給料をもらっている方が働けなくなった時に、給料の代わりに毎月定額の給付金を受け取るというコンセプトのある就業不能保険。そのコンセプトのために、一部保険会社の場合は雇用されている人のみが対象とされ、主婦・主夫や自営業の方の申し込みが出来ない場合もあります。

ところがこの保険は主婦・主夫も申し込みが出来ます。

確かに給料を会社から受け取っていない主婦・主夫ですが、家庭を維持するために毎日給料が発生していない状態で身を粉にして働いています。主婦・主夫が病に倒れると家庭が回りませんし、他の家族に大きな影響があります。家庭を回すために普段クリーニングに出さない洋服を出すことだってありますし、食事にも困ります。家政婦を雇うことだってあります。

給付金を受け取る事でそういった家事にお金を使い、家庭をうまく回せる手助けになりますよね。

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所定の就業不能状態とは?

ただ、ここで気になるのは所定の就業不能状態がどの様な状態なのかですよね。早期就業不能給付金・就業不能年金を受け取るにあたって大事なポイントになります。

スマ保険が定める所定の就業不能状態とは以下の通りになります。

上の日常生活の項目のうち2項目が全介助もしくは一部介助である事、器質性認知症の上で見当識障害がある事とされています。

まず日常生活の2項目の話になりますが、衣服着脱・入浴・排泄・歩行・食事といった項目で介助もしくは一部介助の状態であるという事は、実は介護にも通じる様な身体状態であり病気療養であってもかなり重篤な状態である事は間違いないです。
この内容で介護であれば要介護度が付くでしょうね。
また器質性認知症で見当識障害があるという状態についても、自分がどこにいるのか分からなかったり食事を摂ったのを忘れる状態というのは、認知症でも決して軽い方ではなく、介護なしで日常生活を送るのは極めて難しい状態です。

ですので、この保険の定める就業不能状態は、「療養」の域を超えて現実に就業が難しい状態である事になります。

実はこの保険は、定められている所定の就業不能状態が厳しい

他保険会社の定める就業不能状態は、「入院をしている」「医師の指示で自宅療養をしている」といった内容で、医師の指示を受けて療養していれば自宅で過ごしていても給付金の対象になるのですが、この保険については療養だけでは給付金の対象になりません。
自宅療養されている方でも、日常生活は介護なしで自立で過ごしている方は大勢いるのですから、日常生活5項目のうち2つが一部介助もしくは全介助というのは、かなり状態の悪い状況です。

この保険は療養が就業不能状態に含まれていない事により、早期就業不能給付金を受け取るにも30日継続しての入院が必要になりますし、30日継続して入院するという状況も、今の医療ですと通院治療にシフトしていますから、それだけでもかなりの重篤な状況であると言えます。

脳卒中などでマヒが残るといった状態であれば、支払対象外期間を待たずに給付金を受け取れる事はすごくありがたい事ですが、今の時代はがん治療でも30日継続しての入院はあまりないと言えますので、給付金を受け取るのが難しい保険と言えると思います。

最後に

この保険は就業不能保険ではありますが、雇用されている人だけでなく主婦や主夫も申し込みが出来るので、幅広く保障を受ける事が出来ます。
しかし、会社の定める早期就業不能状態や就業不能状態に「療養」が入っていない事と、また介助や一部介助・認知症や見当識障害といった重い条件が付いており、給付金を受け取る条件を満たすことが難しい保険でもあります。

ただ、この保険は『保険組曲Best』に組み込む事が出来ますので、万が一のために他の保険と組み合わせて加入してもいいかもしれませんね。支払対象外期間がありませんので、条件を満たした場合には待機することなく給付金を受け取る事が出来ますから。

一度検討してみて下さいね。