生命保険という言葉を知らない人は少ないと思います。

生命保険とひと口に言いますが、実は生命保険には3種類あります。1つは死亡保険、1つは生存保険、もう1つは生死混合保険の3つです。いずれも人の『死』に掛ける保険です。

生命保険とは?

この3つの中で一番よく耳にするのは『死亡保険』だと思います。

『死亡保険』とは人が死亡した時に死亡保険金を保障する保険です。最近CMで流れるライフネット生命の定期死亡保険やオリックス生命のファインセーブなどがそうです。
一方『生存保険』とは人が保険の契約終了時まで生存していた時に生存保険金を保障する保険です。実際は「生存保険金」という名ではなく「満期金」として支払われる事が多いです。
そして『生死混合保険』は死亡保険金と生存保険金の両方がついている保険です。死亡保険金と生存保険金が同じ割合でついている保険は養老保険と言われ、ソニー保険の養老保険がこれに当たります。

『生存保険』は満期金がある、というところで何となく理解して頂けると思います。養老保険はなじみがないかもしれませんね。

ここでは、死亡保険の事を書いていきます。

死亡保険には使命があります

私たちが過ごしている日常には命の危険がいっぱいです。道を歩けば高齢者の運転する暴走車が歩行者をはねるニュースをよく聞く時代になりましたし、リストラにおびえながら仕事量は年々増えている上に、人々はストレスがたまりそのストレスを客の立場として会社の社員や従業員にぶつけています。そういった社会の悪化から、精神を病み自殺する人も後を絶ちません。

そういった受難の時代に、万が一ご主人が病気や事故で亡くなった時に備えて生命保険の加入を考える事は、家庭を支えるにあたって大きな選択肢の1つと言えます。

死亡保険を万が一の備えとして考えるメリットとは?

それでは死亡保険について考えていくわけですが、死亡保険のメリットって何だと思いますか?
それは貯蓄に代わる金銭的保障が得られるという事です。

主婦12

何かがあった時のために、コツコツと貯蓄をしておくと安心よね。私は家計簿をつけて締めるところは締めているわよ

備えとして挙げられるもので一番最初に思いつくのは貯蓄です。貯蓄はどの家庭でも大きな位置を占めていますし、『子どもがお金のかからない小さいうちに貯蓄をしておくと良い』と言われた経験のある人も多いと思います。実際に貯蓄をし将来に備えている人もたくさんいるのではないでしょうか。

でも、こうした貯蓄はどこに使われると思いますか?
実は日常に必要な時にまとまった経費として使われるのがほとんどです。

例えば、教育費が挙げられます。家庭を持ち子どもが成長するに従って、かわいいわが子のためにキチンとした教育を受けさせたい、塾にも行かせたいし出来るなら習い事もさせてあげたいという気持ちは普通であればどの親も持ち合わせている親心ですよね。もちろん毎月の収入から教育費をまかなう場合は多いですが、貯蓄を小学校や中学校入学時の必要経費に充てた事はありませんか?
そういった義務教育の必要経費もですが、それ以上に子供の将来の大学費用を目的として貯蓄している人は多いはずです。

他には住宅費として、自宅を購入するための頭金を貯蓄する人も多いですよね。家族を持ったのであれば自分名義の自宅を持ちたいという思いはごく普通の気持ち。購入タイミングは貯蓄が出来次第という所が基本なので人それぞれですが、自宅のための貯蓄もよくあります。

ここまで読んで思い返してほしいのですが、貯蓄をするときには具体的な目標がありませんか?

貯蓄をする時には、教育費・住宅費を含め『いつ頃までにいくら貯蓄をする』という具体的な目標があるはずです。その方がモチベーションも高まりますし、月いくら貯蓄に回せばいいといった毎月の目標も分かりやすいので、例えば「今月は季節が変わって洋服を買いすぎたから、〇万円を貯蓄に回すために外食は控える」という様に、日常で調整して毎月の目標としている貯蓄額を捻出しやすいのです。

ところが『配偶者が死亡するかもしれない』という
実際には起こらないかもしれない曖昧な事を目的としての貯蓄はうまくいかないものなんです。
もちろん人ですからいずれは亡くなりますが
子育て中などお金がかかる時に突然配偶者が亡くなる事を、日常的に考えている人は少ないはずです。

『死』って、例えば実の親が若い頃に亡くなったとか、自身が不治の病を抱えているなど
常に『死』を考える環境にある・理由がある人であれば別ですが
健康に過ごしている人にとっては『死』に対して貯蓄まで意識を払わないのは当然といえば当然なんですね。
一般的に、具体的な目標になりづらいんです。

なので、そういった貯蓄するには曖昧な目標である『死』に対して、生命保険は万が一の備えとしてとても有効なんです。

主婦3

主人も新しい仕事を始めたばかりだし、生活費で手いっぱいで貯蓄までお金を回せないわ

また、貯蓄にお金を回せる場合はいいのですが、貯蓄にお金を回せない家庭も実は多いです。

例えば自営業などでまだ経営が安定していない場合、サラリーマンでも収入が少ない場合です。今の時代は社会が安定していないですし給料そのものが昔と比べてはるかに少ないですので、そういう家庭も決して少なくないです。貯蓄で『子どもがお金のかからない小さいうちに貯蓄をしておくと良い』という考えがありますが、こういった家庭の場合は『子どもが小さいうちに家庭を安定させる』事を目標にしているところも少なくないはず。

『配偶者が死亡するかもしれない』時のための貯蓄どころか、日常を回すだけで精一杯の場合もあるかもしれません。
でも、逆にそういった家庭ほど、配偶者が急に亡くなった時にすぐに金銭的な問題を抱える事が多いのが現状なんです。

今は安い保険もありますので、そういった家庭ほど生命保険を考えてほしいという思いがあります。

女性15

余裕がない家庭ほど生命保険は加入しておく事をおススメします。払える程度の安い保険でもいいのです。

貯蓄に絞って話を進めていきましたが、実は貯蓄って難しいんです。

『子どもが小さいうちに貯蓄を』と言っても、子どもは病気もしますので看病のために奥さんが仕事を辞めざるを得ない事もあります。また保育園も待機児童数が多いために子どもを預ける場所がなくて、結果として職場復帰できず奥さんが退職する事も珍しくないですよね。そして一度仕事を辞めてしまうと再就職って難しい。子どもが小学生になるまでは自宅にいる奥さんだって多いです。

そうなるとなかなか貯蓄も進みませんね。

もっと根本的な事を言うと、貯蓄のためにお金をセーブして使う事自体が出来ない人も多いですよね。
あるだけ使ってしまう。心当たりはないでしょうか?
そういった人に将来『配偶者が死亡するかもしれない』ので貯蓄をした方がいいですよ、と言うのは酷です。

ただ『配偶者が死亡するかもしれない』という危険は誰にでも起こりうる事。ですのでこのコラムを読んで生命保険について真剣に考えてくれる人が増えるとうれしいです。