最近、テレビCMで楽天生命の名前を聞くようになりました。

私の中で楽天はショッピングをしてポイントを貯める、もしくは楽天ゴールデンイーグルスの田中将大選手のイメージが強くて、生命保険に参入した事に正直びっくりしました。ただ、ホームページを見ると、2013年4月から楽天生命として運営開始、その前身会社とは2010年から提携を結んでいますし、前進会社も共済や保険として関わりが深い様ですので、保険会社としては準備を充分した上での運営ではあると感じます。

そんな楽天生命が販売している「スーパー定期保険」とはどの様な商品でしょうか。

「スーパー定期保険」の内容は?

この「スーパー定期保険」はネットで申し込める定期型の死亡保険です。まず契約内容を箇条書きすると以下のようになります。
●契約期間 1年
※自動更新ですので、契約途中に病気やケガで健康状態が変わっても更新は可能
●契約年齢 20歳~79歳
※1年更新のため80歳をもって保障が終了

保障内容は以下の通りになります。
●死亡保障 1,000万円~5,000万円
※500万円刻みで選択可能
●高度障害保険金 死亡保険と同額
※ただし、保険会社の定める高度障害状態と判断された場合となる
●リビング・ニーズ特約
※余命6カ月以内と判断された時に、死亡保険金額から6か月分の保険料と死亡保険金の利息を除いた額が支払われる

また、楽天生命ならではの特典があります。保険料(月払)が2,000円以上の契約を1年以上継続すると、①楽天スーパーポイントで5年間継続で最大6,000ポイントもしくは②5年間継続で最大5,000円の保険料割引のうちどちらかを受け取る事が出来ます。

楽天はポイントを売りにしている会社で、買い物をするとポイントがたくさんたまり、それを使って安く買い物をするというサイクルで楽天を使っている人も数多いので、保険でポイントがもらえるのはとても魅力的ですね。

保障内容や保険料の特徴は?

この保険商品の保障は、死亡保険金・高度障害保険金・リビングニーズ保険金、この3つの保障になりますが、この辺りはどの保険会社も同様ですので特に保障が少ないわけでも手厚いわけでもありません。よくある死亡保険の保障内容です。真新しいものはありませんが、安心出来る保障内容です。

一方、保険料についてですが、この保険の一番の特徴は契約が1年更新であるという事です。
定期型の場合、更新時にその時の年齢で新たに契約を結ぶことになるので、更新ごとに保険料が上がるのが大きな特徴です。10年更新ですと保険料は2~3倍の上昇となります。
ところがこの商品は1年更新ですので、これまでの定期型死亡保険の保険料の上昇とは異なる上昇率になっていきます。

実際に、保険料の表を確認する事にします。

こうして見てみると、20歳~69歳までは1年更新ではあるものの保険料は5年刻みでの上昇ですから実質的には5年更新と同じと考えられます。ただ、70歳以上は毎年保険料の上昇があるという事になりますね。

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他社のネット申込である定期型死亡保険との比較

それでは、実際にネットで申し込める他社の定期型死亡保険の商品と比べてみます。ネット型の定期死亡保険はアクサダイレクト、ライフネット生命、オリックス生命「ブリッジ」とありますが、今回はオリックス生命「ブリッジ」で比較する事にします。

オリックス生命「ブリッジ」の内容は以下の通りになります。
●契約期間 年満了(10年~30年の間で5年刻みで選択可能)
歳満了(60歳~80歳の間で5年刻みで選択可能)
●契約可能年齢 20歳~65歳
●自動更新最長年齢 80歳まで

●死亡保険金 500万円~3,000万円
※100万円刻みで選択可能
●高度障害保険金 死亡保険と同額
※ただし、保険会社の定める高度障害状態と判断された場合となる
●リビング・ニーズ特約
※余命6カ月以内と判断された時に、死亡保険金額から6か月分の保険料と死亡保険金の利息を除いた額が支払われる

●保険料払込免除
※不慮の事故によって約款所定の身体障害状態になった場合に保険料の払込が免除される

楽天生命の「スーパー定期保険」と比べると、保険料払込免除が付いています。保険料払込免除対象となってもそのまま自動更新は行われ、80歳まで死亡保障が付きますのでとても助かりますよね。逆に言えば新しい保険に入れない可能性が高いので、そのまま見直しなどはせずに80歳まで持ち続ける事になります。

また保険料ですが、一例として10年満了で検討します。

一見して楽天生命「スーパー定期保険」と同じように見えますね。ただ10年満了ですので、保険料表に書かれた保険料が10年間同じという事になります。例えば20歳男性死亡保険金1,000万円の場合の保険料は1,016円ですが、29歳まで同じ保険料を支払えばいいのです。
ですので、10年間の保険料総額は
1,016×12カ月×10年=121,920円となります。

一方楽天生命「スーパー定期保険」は1年ごとの更新。ただ20歳男性の場合、保険料が上がるのは25歳の1回のみです。20歳~24歳の保険料は各960円、25歳~29歳の保険料は各910円ですので、10年間の保険料総額は
960円×12か月×5年+910円×12か月×5年=112,200円となります。

20代の10年は楽天生命「スーパー定期保険」が保険料は抑えられますね。
ところが「スーパー定期保険」の保険料表を見ていると、年齢が上がると保険料はそれほど安く感じられないんですね。
40歳男性が1,000万円の死亡保険を10年間加入したとして、再度比較してみましょう。

オリックス生命「ブリッジ」の場合は、40歳男性の保険料が2,090円ですので、10年間の保険料総額は
2,090×12か月×10年=250,800円
一方、楽天生命「スーパー定期保険」の場合、40歳~44歳の保険料が1,770円、45歳~49歳の保険料が2,630円ですので、10年間の保険料総額は
1,770円×12か月×5年+2,630円×12か月×5年=264,000円

となります。一般的に保険料の上昇率は保険商品である程度決まるので、年齢が上がると楽天生命「スーパー定期保険」の方が割高になります。楽天生命は若い年齢で使用した方がよさそうですね。

どのあたりの年齢で保険料が逆転するのかを検証してみましょう。

●35歳男性1,000万で10年の場合
オリックス生命「ブリッジ」保険料総額は180,360円
楽天生命「スーパー定期保険」保険料総額は179,400円
●36歳男性1,000万円で10年の場合
オリックス生命「ブリッジ」保険料総額は191,760円
楽天生命「スーパー定期保険」保険料総額は196,320円

36歳で保険料総額が逆転しました。原因としては楽天生命「スーパー定期保険」の保険料が40歳~44歳で1,770円だったのが、45歳~49歳の保険料が2,630円に上がった事が考えられます。この辺りから上昇率が高くなっています。
どの年齢でどの金額の死亡保険金を掛けるかは、各家庭の事情によりますので一概には言えませんが、ただ、死亡保険金を掛けている年齢が45歳を超える時には、ちゃんと保険料総額を計算して検討した方がよさそうですね。

最後に

今回は、オリックス生命「ブリッジ」で比較しましたが、先ほども書いた様に楽天生命「スーパー定期保険」は1年更新の保険です。歳満了がないので、一生涯持つ死亡保険というよりは、子どもが独り立ちするまでの間に一時的に死亡保険金額を上げるために短期間加入するために利用するといいですね。

楽天をよく利用する方にとっては手軽で申し込みをしやすい保険なのではと思いました。