終身型死亡保険を持ち続けるのは『一生涯の保障』のための大事な方法

終身型の生命保険を持つことは『一生涯の保障』を得られるため、とても大事な方法の1つです。

更に終身型の死亡保険には貯蓄性という大きな特徴があり、基本的にどこの保険会社の死亡保険でも、払済で保険料支払いを設定した場合に保険料総額を支払った後に解約をすると、解約返戻金が保険料総額より超える場合が多くなります。
ただ、この貯蓄性はあくまでも解約返戻金を利用する方法ですので、貯蓄性の方を利用する場合は解約が必要であり、終身型死亡保険のもう1つの特徴である『一生涯の保障』が利用出来ません。

貯蓄性の利用と死亡保障の一生涯の保障は両立しないのです。

今回は死亡保障をメインに考え終身保険を解約せずにそのまま持ち続けるとして、保険料の支払いがどういった影響があるかを考えていきます。

終身型死亡保険の保険料支払方法は大きく2種類あります

先ほども少し書きましたが、保険会社にもよりますが終身型死亡保険の支払い方法は『終身払い』と、『払済』の2種類があります。終身払いは一生涯保険料を支払い続ける方法であり、払済の方はある一定年齢までに保険料総額を支払い終えるという方法です。
貯蓄性の時には払済を選ぶ必要がありますよね。

終身払いと払済では毎月の保険料に違いがあります。払済の方が保険料が高く、終身払いの方が保険料は安いです。ただ、解約しない事を前提とした場合、無理に払済を選ばずに終身払いを選ぶという方法もあるのです。

実際に支払う保険料総額を考えると、どちらがお得なのでしょうという話です。

オリックス生命『ライズ』を使って検証してみましょう

分かりやすいように、現在ある保険商品を例えに書いていきます。今回はオリックス生命『ライズ』で書いていきますが、他保険会社の商品でも多少の差はあれど結果はほぼ同じと思って頂いて大丈夫です。
また、終身死亡保険は保険料が高いので、今回は死亡保険額200万円(30歳男性)で検証していきます。

①保険料の違いについて
30歳男性が200万の死亡保障を付けた時の保険料を計算すると
●終身払いの場合 2738円(月払)
●60歳払済の場合 4536円(月払)   となります。

②保険料総額について
次に、実際に支払う保険料総額について検証していきます。

60歳払済ついては、60歳以降であればいつ亡くなっても保険料総額は同一になります。
●60歳払済の保険料総額
30歳から60歳まで毎月4536円の保険料が発生するので
4536円×12か月×30年=1632960円
※誕生月に加入した時の保険料総額。誕生月によって安くなります。

終身払いについては、いつ被保険者の亡くなる月によって保険料総額が変わります。
もし、60歳で亡くなった場合の保険料総額は
●終身払いの保険料総額
2738円×12か月×30年=985680円

ですので、60歳でもし亡くなった場合は
●60歳払済の場合 1632960円
●終身払いの場合 985680円
ですから、差額647280円は終身払いの方が抑えらえるという事になりますね。

60歳払済の保険料総額を終身払いに置き換えると何歳まで保険料を支払えるのか?

埒があきませんので、逆算しましょう。
60歳払済で支払う事になる保険料総額をもし終身払いで実際に支払うとすると、何歳まで保険料を支払えることになるのでしょうか。

60歳払済の場合の保険料総額を、終身払いでの1年分の保険料で割ります。
1632960円÷(2738円×12か月)=約49.7年
30歳からの支払いですので
30歳+約49.7年=約79.7年 となり、約80歳まで支払えるという事になります。
男性の平均寿命81.25歳(2018年)よりは短いですが、ほぼ平均寿命に近いですね。

あとは、80歳近くになって毎月2738円を支払うのが負担になるかという問題に移行していきます。

終身払いと払済、どちらを選んだ方がいいのか

ここまでくると、あとは被保険者の考え次第になります。

終身払いの保険料は安いですが、逆を言えば80歳以後は60歳払済の方が保険料が割安になります。特に80歳という年齢を考えると年金生活になりますし、年金生活は手元の資産を切り崩して生活していく世代になりますので、若いうちに保険料を払済していた方がいいです。
生活費が足りないのでと、保険の解約をする事もめずらしくないですから。

ただ、終身払いを選んだとしても、子どもが保険料を肩代わりしてくれる事もあるでしょうし、特に高齢の場合は自分1人で解決せずに済む事もたくさんあります。

色々な考え方がありますので、参考までに書いておきますね。