最近、ネット上で「保険に入るのは損」「保険会社を得させるだけ」「貯蓄をキチンとしておけば保険なんて入る必要ない」という言葉を目にするようになりました。確かにその通りで、万が一のための貯蓄がしっかり確保されていれば、わざわざ保険料を支払って保険に入る必要はありません。

ただ実際はその様に理想的に事は運ぶでしょうか。

ここでは貯蓄と保険について書いていきます。

はたして計算通りの貯蓄が出来るのか

今の時代は景気が冷え込み、以前の様な金額の給与がもらえなくなりました。非正規雇用者の数も増えましたし、正社員でも年収400万円あればまあまあと言われる状況です。そのせいか以前と比べて生活費を抑えるよう節約を心がける人がだいぶ増えました。
100均バッグやしまむらコーデをメインにしたブログが賑わいを見せている事でも分かるように、みんな安いものに目が行き、高いものを買わなくなりましたよね。

ただ、そこまで節約しても万が一の保障まで手が回るかというと正直疑問を感じます。

特に子育て世代は住宅を購入したのであればローンの支払いがあります。住宅ローンは10万円を超える場合も多いですし、家計の中でかなりの負担になります。また子どもが大きくなるにつれ食費も学費もかさみますし、その上で例えば「更なる万が一のための学費」を貯蓄出来るとは思えないのです。

ケース1…解約してから病気で入院をしてしまった

私の知っているケースでこんな例があります。

『これまで特に病気にもなった事ないし、今加入している医療保険は保険料が高いし支払うのがもったいない。体調もいいし今後も入院しないと思う。万が一のために「いくらか貯金はあるし」と医療保険を解約したんだけれど、解約したとたん肺炎で入院をしてしまったの。せっかく持っていたのに解約していたから使えなかったわ。』

この方は解約を失敗と話していて、再度保険の申し込みにいらしていたんですけれども、もったいなかったですよね。せっかく加入していても、入院した時に保険に入っていなければ保障対象になりませんからね。

こういった話、実は時々聞くんです。

これまで入院歴がなかったら「今後も入院しない」と思うのは理解出来ます。ですが、体の事ですから急に仕事が忙しくなったなど環境の変化で体調を崩すこともあるのです。この方はせっかく貯めていた貯金もこの入院で目減りしましたし、とても残念な事でした。

ケース2…夫がリストラに遭い貯金が目減りしてしまった

こちらは友人から聞いたです。共稼ぎのご夫婦で、奥様はしっかりしたタイプで貯金もこつこつ貯めている方でした。ご主人もお仕事を頑張っていて、二人三脚で生活費を稼ぎ子どもたちを育てていました。ただ「保険料を払うのがもったいない。生活費も必要だし貯金するから保険は要らない」と話して保険に入っていなかったんです。

ところが、会社の業績悪化でご主人が在籍している部署を閉じる事になり、リストラに遭ってしまったのです。
結局、ご主人が再就職するまで半年ほど時間がかかりました。

その間は奥様1人で生活費を稼いでいましたが、生活費は到底足りず貯金を崩していたそうです。どうにかご主人も就職活動を頑張って以前と近い給料をもらえる様になりましたが、子どもの学費はかなり取り崩したとの事。

「その状態で病気にでもなると医療費が捻出出来ないよ。」と友人が奥様に話して、結局安い保険に加入したそうです。

貯蓄に頼る危険性

「保険料を支払うのがもったいないので貯蓄する」という気持ちはよく分かるのですが、上記2ケース、特に下のケース2が分かりやすいのですが…貯蓄をしていても家族に何かがあると貯金はあっという間に目減りしてしまいます。
それを考えると、安い保険でいいので毎月決まった金額を保険料として支払っておいた方がいいのです。そうしておけば契約に書かれている保障は確保出来ます。

それに保険料は加入年齢が若いほど保険料が安いですから、早めに入るに越したことはないのです。

貯蓄だけに頼るのは危険です。1本でいいので保険に入る事をお勧めします。

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生活費をあっという間に使ってしまう家庭の場合は

貯蓄をキチンと出来るご家庭だけとは限りません。

生活費をあっという間に使ってしまう家庭もあります。そういった場合は、お菓子や外食など無駄遣いであっという間に生活費を使い込んでしまいます。そして、そういった家庭ほど生活費に余裕がないと感じていて「保険料を支払うお金がないし、万が一の事がなければお金をただ支払っているだけになるのでもったいない。」と保険に入らなかったり、せっかく入っても解約するパターンが多いのです。

特に解約なんてもったいないです。それまで支払った保険料がムダになってしまいます。

生活費に余裕を感じられないからこそ、決まった金額を保険料で支払っておいて保障を確保した方がいいのです。各家庭によって予算は違いますが、毎月支払える無理のない金額を保険料として決めておけば(それに見合った保障にはなりますが)、その金額を毎月支払う事はそれほど負担にはならないはずです。

少しだけ保険に意識を持ってもらって、何か安めの保険でいいので加入し継続する事を強くお勧めします。

最後に

保険は支払われた保険料で加入者全員の保険金を支払っていきます。ですので理屈として「保険は損だ」「保険料がもったいない」「貯蓄の方が効率的」という気持ちはよく分かります。貯蓄がうまくいけばその通りです。
しかし、日常生活を送り人生を歩んでいく中で、貯蓄のみで万が一の時のために備えるにはあまりにも危険です。人生には何が起こるか分かりませんので、1本でいいので保険への加入をお勧めします。

特に貯蓄が下手な方は、視野が狭くなりがちで未来の事に目を向ける余裕が持てない場合もあります。ですので毎月決まった保険料を支払って保障を持っていた方がよりベターです。

保険にもメリットはたくさんあります。貯蓄派の方もどうぞ一度検討してみてくださいね。