就業不能保険とは、病気やケガで働けなくなった時に毎月決まった金額を受け取れる保険です。色々な会社が色々な就業不能保険を販売していますが、SBI生命の『働く人のたより』は価格.comでのランキングが堂々の3位。
そしてランキングの中でも保険料が格段にお安いです。業界最安水準とうたっているだけありますね。

どんな保険なのか、さっそく検証してみましょう。

SBI生命『働く人のたより』の特徴は?

この保険にはいくつかの特徴がありますが、その中で特徴的なものを挙げていきますね。

保障を3種類とし、リスク選択を可能にしています

この保険の大きな特徴は、対象となる保障を3つとしている事です。

①がん保障型:がん(上皮内がんを含む)を原因とした場合に保障する
②3疾病型:がん・急性心筋梗塞・脳卒中を原因とした場合に保障する
③全疾病型:すべての病気やケガを原因とした場合に保障する

イメージとしては上のイラストの様になります。

がん保障型が一番保障の範囲が狭く、その次に3疾病型、最後に全疾病型はすべての病気とケガを保障対象とします。
この様に保障の範囲が3種類に分かれる事により、保険料が変わってきます。当然といえば当然ですが、保障の幅の狭いがん保障型が一番保険料が安く、すべての病気・ケガを保障する全疾病型が一番保険料が高いです。

保険料の一例を挙げますね。

●30歳男性(60歳満了・就業不能給付金月額10万円・初期支払削減特則あり)
・がん保障型:保険料850円 ・3疾病型:970円 ・全疾病型:1,440円
●30歳女性(60歳満了・就業不能給付金月額10万円・初期支払削減特則あり)
・がん保障型:保険料840円 ・3疾病型:920円 ・全疾病型:1,400円

がん保障型は全疾病型の6割程度の保険料に抑えられていますね。

他保険会社ではこのように3種類に保障が分かれていませんし、全疾病型で見ても他社よりダントツで保険料が安いので、私の意見としては全疾病型で申し込んでもいいのではと思うのですが、それでも実際に就業不能になる状況を考えると…どの保障で申し込んだ方がいいのでしょうか。

就業不能給付金が支払われる「就業不能状態」とは?

就業不能給付金が支払われる「就業不能状態」とは以下の状態を指します。ただし、就業不能状態は精神疾患によるものとそうでないものに分かれています。これは他の保険会社でも同様となっています。

●就業不能状態
1.病気(精神疾患を除く)やケガの治療のため入院している状態
2.病気(精神疾患を除く)やケガで医師の指示を受けて在宅療養している状態
※ただし、ケガは精神疾患を原因としたものを除きます

●就業不能状態(精神疾患)
1.精神疾患やケガの治療のために入院している状態
2.精神疾患やケガで医師の指示を受けて在宅療養をしている状態
※ただし2については、入院をし、入院事由である病気やケガが理由で退院してから180日以内に開始した在宅療養に限ります

上を見てみると、就業不能になる原因が精神疾患かそうでないかで内容の違いがある事が分かりますでしょうか。療養については、入院が前提でそれ以後の療養について保障されることになっています。入院がない療養のみでは就業不能給付金の支給対象外になるという事ですね。
ただ、精神疾患の場合、他社ですと入院のみが保障対象であったり、場合によっては精神疾患自体が就業不能保険の対象外になっているものもありますので、この保険はどちらかといえば精神疾患に手厚い保険と言えますね。

就業不能状態になった疾患ランキング表があります。
この表は、就業不能状態が61日以上となったケースをまとめています。

この表を見ると分かるのですが、実は就業不能状態になる疾病として多いのが精神疾患となっています。現代はストレス社会ですからね。また、消化器系・循環器系だと胃炎・十二指腸炎なども挙げられますが、がんが原因となっている可能性もありますね。

そう考えると、万が一の保障として考えるのであれば、精神疾患も含まれる全疾病型での申し込みがいいのではと私は感じます。精神疾患は長引く場合がありますからね。
あとは、がん家系ですとか脳梗塞になりやすい家系ですとか、被保険者の状況に合わせて選んで頂く事になると思います。

就業不能状態となってから60日は支払対象外期間として定められている

こちらも他社同様なのですが、就業不能状態になってから60日は支払対象外期間として定められています。他社でも定められているので仕方のない事ですが、就業不能状態になって約2カ月は給付金が支払われない事になります。

就業不能給付金の支払いには、条件があるという事ですね。

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自営業や主婦(主夫)でも申し込みが可能

この保険の大きな特徴の1つとして言えるのが、自営業や主婦(主夫)の申し込みが可能であるという事です。

就業不能保険には「雇われている人が働けなくなって収入が途絶えた場合に、給料に代わって毎月定額の給付金を受け取る」という考え方があって、雇われている人しか申し込めない他社の保険が多いんですね。自営業や主婦(主夫)は雇用されていないので申しこめないという認識です。
ただ、この保険は主婦(主夫)の場合でも上限15万円まで給付金の設定が可能となっています。

主婦(主夫)が自宅療養を医師に指示されて一番困るのが、自宅療養と言われても実際には家事があるため自宅でゆっくり休めないという点なんです。家事をしている方なら心当たりがあるはずです。そうした場合に毎月定額の給付金があれば、家事代行やベビーシッターを雇う事も出来ますし、全く何の保証もない状態と比べて自宅療養出来る時間が増えますよね。

これは大きいのではと思います。

給付金の受け取り方が選べる

この保険の給付金の受け取り方のタイプには、満額タイプとハーフタイプがあります。

●満額タイプ:支払対象外期間60日を過ぎれば毎月就業不能給付金が満額支払われる
●ハーフタイプ:初期支払削減期間540日(約1年6か月)が設定されており、その期間は就業不能給付金の50%を毎月受け取る事となる。その期間が過ぎれば満額受け取りとなる。

ハーフタイプで一定期間、就業不能給付金が50%となることで保険料が抑えられています。

●30歳男性(60歳満了・全疾病型)給付金月額10万円の場合
・満額タイプの保険料:1,850円 ・ハーフタイプの保険料:1,440円
●30歳女性(60歳満了・全疾病型)給付金月額10万円の場合
・満額タイプの保険料:1,770円 ・ハーフタイプの保険料:1,400円

満額タイプとハーフタイプで保険料に違いがある事が分かりますね。

このハーフタイプの給付金削減期間である1年6か月ですが、実は傷病手当を受け取れる期間とほぼ同期間となっています。傷病手当は、雇用されている人が就業不能となってから3日間の待機期間を経て、1年6か月給料の約6割の金額を受け取る事が可能な公的支援です。
ですので、傷病手当が受け取れる方はハーフタイプで傷病手当を受け取れる期間は給付金を50%で抑えておいて、1年6か月が過ぎてから満額受け取れる様に申し込んでもいいのではと思います。

逆に自営業や主婦(主夫)の場合は、傷病手当が受け取れませんので、満額タイプで申し込んだ方がいいのではと思います。

最後に

就業不能保険というと保険商品の種類にあまり違いがなくて、精神疾患が保障対象になるかどうかがメインで検討する箇所なのですが、この保険については保障も3種類ありますし、精神疾患も入院後の療養も保障対象となっていますし、自営業や主婦(主夫)も申し込み可能で、色々な選択が出来るとてもいい保険だと感じました。

ぜひ一度ご検討をおススメします。実際に確認してみてくださいね。